2024-01-01から1年間の記事一覧
おちゃらか、おちゃらか、おちゃらかほいっ おちゃらか勝ったよ、おちゃらかほいっ これはよくふたりで遊んでいた手遊びで、ばーちゃんのことを思い出そうとしたら、すぐにこのメロディが口を衝いて出た。お互いに向き合ってじゃんけんをして、勝ったときと…
昔からそうだった。多分物心ついた時からがんばってきた。がんばって取り繕うことだけが、すべてだった。それがわたしの生存戦略で、それがいつしか生き甲斐で、そうでないと見放されてしまいそうな気がしていて元気な私を、明るい私を、光っているほうを、…
冬の最後の悪あがきみたいな嵐が過ぎて、3月30日から確実に春がきた。気温は20℃をこえて、やわらかな日差しとあたたかな風が吹く。そして桜がいままさに、咲き誇ろうとしているところ。 わたしが入社した時からずっと部を牽引してきた偉い人がエリアを離れる…
古巣のえらいひとと、いま関係の深いひとたちが集まる飲み会にご一緒させてもらった。話す内容は専ら、会社上層部の話ばっかりで、わたしは一番下だったから一生懸命聞くに徹するしかなかったけど良い時間だったなって今帰りの普通電車の中で反芻させている…
小さい頃、どれだけ泣き叫んでも止めてくれなかった激しい喧嘩を思い出す。揉み合うふたりの間に割って入って仲裁に務めたまだ小学生の頃のわたし。その時に、自分の力ではどうにもできない事象があって、どれだけ強く願っても決して思い通りにならないこと…
今日はまた違うコミュニティの人間と会う機会があった。ひさしぶりに幼い子供と接して心底癒されたりもした。子供はすごい。そこにいるだけで、周りの人間は穏やかな気持ちになる。曇りのない透き通った瞳と、赤くて丸いふわふわの頬、絶対に守るべき存在だ…
ひさしぶりの人間たち大勢と対峙して、なんだかすごく怖かった。この怖さの正体は一体なんだったんだろう。分かんないけどすごく怖かった、一日中ずっと。でも実際に会ってみるとやっぱりみんなあの頃のままで、ひとつも変わってなくて、怖がる要素なんてな…
大変なことになった。大変なことになったぞ、これは大変なことだ。どうしよう、どうしようもないけど。おめでとうって言ってもらえたからこれは喜ばしいこと、望んでいたこと、夢だったことのはず。だけど、ちょっと待ってくれ、心の準備ができていない。だ…
身近な人のこと大好きなまま死にたい、嫌いだって思いたくない。時が経つと関係性は変化しちゃって、昔みたいに相手を思えなくなる瞬間があって、この人無理だなって思うと途端に心のシャッターを閉じてしまう。それからもうそのシャッターは2度と開くことは…
50年も自分の身分を偽って生きていくというのは、いったいどんな気持ちだったんだろう。自分に対してどれだけ心を開いて接してくれる人間に対しても、信頼を寄せてくれる人間に対しても、自分が何者であるのかを遂には知らせることができないまま付き合って…
親指が腫れていて、痛いなあと思って調べたらドケルバン病という腱鞘炎らしかった。まあ、かっこいいお名前だこと。自称、なので分かんないけど、症状的にたぶんそう。 今月はたくさんたくさん仕事した。誰になんと言われそうと頑張った。少なくとも、昨年の…
今年一番の寒波が襲来した夜、私の住む街は一晩にして雪に覆われた。本当は大寝坊したくせに、大雪による遅延というていで事なきを得る。悠然たる面持ちで遅刻した。生まれてから今日までずっと運がいい。ほんの昨日までが秋で、今日からが冬だった。今日も…
真冬の深夜22時半過ぎなのにわたしの頬はほんのりと紅潮し、吐息はピンク色をしている。何を言うてんねん。今日のかえりみちは、なんだかあんまり寒くない。朝から遅延電車に巻き込まれて大遅刻したり、偉い人に高い焼肉ランチとタバコ2箱も買ってもらえたり…
20231206 職場のギャルと、退勤が重なってバイブスが上がったのでノリでご飯食べに行った。数ヶ月前に隣の席になったギャル。ギャルは、何も金髪だからとか素行が悪いとかそういうんじゃなくて、なんか底抜けに明るくて一生懸命に生きている人間を定義してい…
寒さと疲れによって固く強張った身体をあたためるために湯を張った。 水道代節約とは名ばかり、ただひたすら面倒で平日に湯を張るのは私の生活において大変めずらしいこと。帰宅即、ソファに横になるともうなんもしとうない状態になってしまう。そんな弱い自…
年始明けの仕事は怒涛の日々だった。 目が回るくらい忙しくて、何が何だかわからないまま毎日とにかく必死で、もう自分が自分じゃないみたいだった。暇すぎる年末年始休暇との落差に心身ともに疲弊して、毎日気を失うように眠った。朝が来ても完全に疲れが取…
年始に食事をした人は、わたしにこう語りかけてきた。正確にはメソニクスという犬のような四足歩行の動物が、イルカの祖先なんだって。ふーん、変なの。 その人の話はいつもほんの少しだけ、変わっている。身近にこんなことを教えてくれる大人はいなくて、そ…
2024年1月1日、明けましておめでとうございます。 2023年12月31日から扁桃炎を患って、39度の高熱にうなされていたらいつの間にか年が開けていた。2023年のうちに4回も扁桃炎になった。昔から健康優良児で滅多に風邪を引かない子供だった(らしい:母談)の…