パンチラ追って知らない街へ

すべて作り話です。

20221228

会話のキャッチボールができない人、(異性のそれではなく人間から)モテない人、信頼関係を築けない人、何故か人見知りを周囲に公言することでコミュニケーションを放棄している人、共通する人全員自分の話しかしない。相手の話には全く持って興味がない。興味がないから会話が続かない。それに疑問を持つことはないからまた自分の話を続ける。人間は自分が一番可愛いもの、その理解あってこそ私は相手が心地よく話せるように配慮をするけど、一方通行の会話が40分も続くとなればさすがに疲れるわ。途中からラジオ流してるのかと思った。相槌も適当にしてたけど自分の話に夢中でおそらく気づいていないし、感覚的に餅つきしてるみたいだった。餅ひっくり返す側の。私はそもそもどんな人間にも興味があるから、会話の中からキーワードを探して掘り下げた質問をすることができるけど、向こうから同じ質量の質問が返ってこないとき、思わず肩を壊しそうになる。さながら会話のマウンドで戦う投手よ。投げたんだから打ち返せ。話を聞いている相手が、全員自分の話に興味があるという前提で生きている人間の根底にある、手厚く愛されてきた過去がただ羨ましいだけであることは認める。幼い頃から話を最初から最後まで遮ることなく聞いてくれる身近な大人がたくさんいたんだろうなと想像する。その自負心に触れるとき、惨めな気持ちになるので話を聞きながらとても苦痛に思う。特定の人にそういったヘイトを感じた時、一度自分の振る舞いを立ち返ってみる。私は自分の話ばかりして気持ちよくなっていないだろうか。他人の振り見て我がフリ直す。まあ言われないと気付かないよね、人間は自分が一番可愛いものだから。