パンチラ追って知らない街へ

すべて作り話です。

クォーターライフ・クライシス

昨日書いた記事の内容がそのまま固有名詞となって、心理学の観点から名前がつけられていたことに驚いている。と同時にごく一般的な感情であったことを知り、とても安心した。なんだ、私だけではなかったのか。かねてよりわたしは若さにさして執着があるわけではなく、年長者から見下されることがなくなるのなら早く成熟した大人になりたいとばかり願ってきたからか、30代という年齢についての焦燥感はあまり感じてはいなかったものの、確かにこのクォーターライフクライシスにある通りの未来に対する漠然とした不安にだけは常に駆られていた。

この記事にあったのはクォーターライフクライシスの只中に訪れる5つのフェーズについて

フェーズ 1:仕事、恋愛、あるいはその両者において、自分がした選択のせいで、閉じ込められてしまったように感じる。いわゆる「自動操縦」状態。
フェーズ 2:「ここから抜け出さなければ」と感じ始め、思い切って飛び出せばなんとかなるのでは、という思いが募ってゆく。
フェーズ 3:仕事を辞めたり、恋愛関係を終わらせたりして、自分を閉じ込めていたと感じるものと決別する。あらゆるものから距離を置き、自分が誰であり、何をしたいのかを見つけるための「タイムアウト」状態に入る。
フェーズ 4:ゆっくりと、だが着実に、人生を再建し始める。
フェーズ 5:自分の関心や目標に合致したことに、熱意をもって取り組むようになる。

私の今の状態を指すのは、1〜3であると思う。いっそこの不安な状態が続くのならと環境や関わる人を大きく変えてみるのもアリかもしれないと思い立ち、はるか遠くの知らない街へ思い馳せることも多くあったけれど、ここにあったのはそういった人生再建の行動を取ったからといって根本的解決には至らない、という事実だった。言われてみれば、環境を変えたとて私は何も変わらない(人間は簡単に変わらないという前提の元に)のだからまた大きく変化した"自分以外のもの"を目の当たりにして一から構築していくことにひどく悩むのだろうということが安易に想像できた。変わるべきは自分自身であることも筆者は説いている。

混乱、不安、意欲の減退を感じている20代の若者たちと話してみると、その多くが、大きな変化を起こせば、人生の目的が見つかり、心が落ち着き、やる気が湧いてくると信じていることがわかる。大きな変化とは、配偶者や恋人と別れる、転職する、別の街に引っ越しするなどのことだ。そうした変化により、有害な環境から抜け出せるケースもあるが、たいていは、変化を起こした後も苦しさはなくならない。

ではこの不安を取り除くためにはどうしたらよいのか。どうやら、このクォーターライフクライシスは20代のうちにフェーズ4まで達することができたとしても幾度か繰り返すこともあるらしい。そのため「他人の人生と比較しないこと」「非現実的な期待を抱かず、実行可能な計画を立てること」を目標として生きていくべきだと記してあった。

自分の人生と心に問いかけ続けること。自分の選択肢に誇りを持つこと。これまで自分で選んできたかけがえのない選択の先に、今があること。先のことばかり見て、蔑ろにしていた「今」にしっかり目を向けて、歩いていくことこそが、誰ともない自分の人生を豊かにしていく一番の近道なのかもしれない。

 

別にこんな意識高い感じの記事書きたかったわけじゃないんだけど。ただ昨日時点で勝手にこれに気づけていた私のEQ値高くない?さすが12年間日記書き続けていただけあって、自分を達観することに長けているに違いないワ。解決方法にも日記の重要性はあった。この達観できるという特技?が弊害を及ぼすことも多くあるけど、人間は誰だって自分のことが一番可愛くて、大切なんだからこれからも常に関心は自分に向けながら自分が一番幸せだと感じる瞬間を追い求めて、増やしていければいいんだよねーとってもシンプル。そしてまだまだ発展途上。つまりはこれから良くなるのびしろだらけ!らいふいずびゅーてぃふる!備忘録。